形成外科に基づく美容医療と患者様へのこだわり|GYOSEI MEDICAL JOURNAL

R.O.clinic

|呂 秀彦 (2000代卒)

JOURNAL

第1回

呂 秀彦 医師

暁星学園OBの開業医を紹介する「GYOSEI MEDICAL JOURNAL」。
第1回目は、表参道の形成外科・美容外科「R.O.clinic」(アールオークリニック)の院長、呂秀彦医師(2000年卒)にインタビューしました。学生時代のサッカー部で培った経験が、形成外科医としてのキャリアにどのように影響を与えたのか?クリニックの特色や、患者様への想いについて詳しくお聞きしました。

暁星学園時代 2000年卒・サッカー部の経験が支えた医療の道

「サッカーと手術、どちらも一瞬の判断が重要」

呂医師は、2000年に暁星学園を卒業し、在学中はサッカー部に所属していました。試合中の判断力やチームプレーは、医師としてのキャリアにも大きく影響を与えています。

呂医師:在学中は小学校から高校までサッカー部に所属し、高校時代はインターハイなどの全国大会や東京都代表として国体にも出場しました。サッカー部時代の恩師には相当厳しく鍛えられましたが、人に感謝することを教えられ、それが今でも私の財産となっています。サッカー部の経験を通じて継続してやり抜く力、そして何より責任感が養われたと思います。それは医師としてのキャリアにも大きく影響を与えています。
サッカーは、瞬時の判断力、決断力が特に重要なスポーツです。手術中も同じことが言えます。もちろん丁寧に繊細な技術が必要ですが、同時に素早く一瞬でここぞで一発で決めるという決断力が良い手術結果に結びつくと考えています。


形成外科への道アカデミックな研鑽で得た高度な形成外科の医療技術とR.O.clinic開業

「形成外科は見た目の美しさと機能性の両立を目指す」

大学卒業後、形成外科領域で高度な技術を磨いた呂医師は、
「正しい医学的判断に基づく美容医療」の必要性を感じ、2020年にR.O.clinicを開業しました。

呂医師:見た目を美しくすることだけでなく、形成外科として解剖学的に適切なアプローチを行うことが安全な医療を提供する上で非常に重要だと考えています。形成外科のベースがあるからこそ、自然で再現性のある仕上がりが実現できます。そしてその結果、患者様のQOLが豊かになり最高の笑顔が見られることが医師としてとても嬉しいです、そこにやり甲斐を感じております。

R.O.clinicの特色 自然な美しさを追求する形成技術

「患者の個性を活かしながら、最高の仕上がりを目指す」

R.O.clinicでは、「自然な仕上がり」をコンセプトに、患者一人ひとりに最適な施術を提供しています。形成外科医としての経験を活かし、顔全体のバランスと調和を丁寧に設計した施術を提供しています。また術後のスキンケアにも力を入れており、呂院長が一から監修した「LATINOU(ラティーヌ)」というバックエイジングを主軸にしたスキンケアブランドが誕生しました。

R.O.clinicの代表的な施術

  • 二重手術(腫れや内出血などのダウンタイムの少ない施術、バランスを考えたナチュラルなデザインが定評)
  • 目元、鼻の他院修正(トラブルシューティング)
  • 質の高い幅広い施術メニュー、骨切り手術、脂肪吸引やフェイスリフトなど
  • 最新の美容皮膚科機器施術;肌診断機を用いながら、「結果にこだわる肌治療」美容皮膚科)
  • LATINOUスキンケア製品の活用(術後の回復と美しさの維持)

呂医師:外科的手技とスキンケアは分断されるものではなく、長期的な視点で考えることが形成外科的アプローチの本質です。LATINOUは、施術後の回復と再発防止に寄与できるように、一から自分で監修しました。
形成・美容外科では、手術の技術だけでなく、その後の丁寧なスキンケアが仕上がりをより満足させることもあります。
LATINOUは、そうした長期的な美しさをサポートするために開発したブランドです。今後さらに発展させ、より多くの患者さんに届けたいと考えています。

LATINOU公式サイト:https://la-tinou.com/

患者への想い 最適な治療を提供するために

「カウンセリングを大切にし、患者と共に最適な選択をする」

形成・美容外科の手術は、一生の変化をもたらすものだからこそ、患者と十分に話し合うことが重要だと呂医師は語ります。

呂医師:患者さんの要望をしっかり理解し、丁寧に汲み取ったうえで、リスクや選択肢を説明し、最適な治療を一緒に決めることが私の役割です。
カウンセリングでは、患者様が納得いくまでしっかりと話し合い、最も自然な仕上がりになるようサポートしています。そのプロセスが何よりも大切であると考えています。

(Q&A)呂院長に聞く、形成外科と美容医療の未来

ーーR.O.clinic(R.O.CLINIC)を開業した背景を教えてください。
呂医師:大学の医局時代は毎年地方の救急病院へ出向し形成外科医として多くの経験を積んできました。その経験を活かし、医学的に正しい美容医療をさらに追求するべく、徹底的にこだわり抜いたクリニックを作りたいという思いで開業しました。

ーー他院と比べたR.O.clinicの特徴は?
呂医師:今はたくさんのクリニックがあり、選ぶ方も大変だと思います、その中でR.O.clinicとしては形成外科専門医ならではの技術力の高い治療、そしてその後のトラブルシューティング、そして何より全てのスタッフ全員で患者様をサポートするという気持ちを大事に日々治療を行っています。

ーー医師を目指している学生たちへのアドバイスは?
呂医師:医療は技術だけでなく、人との信頼関係が重要です。患者様に寄り添う姿勢を大切にしてほしいですね。

ーー今後開業を目指す医師たちに伝えたいことは?
呂医師:開業医は医師であると同時に経営者。医療技術と経営力の両方を学んでいくことが成功の鍵です。あとは義理と人情!これは本当に大事だと伝えたいです

ーーLATINOUを監修された経緯は?
呂医師:ROクリニックで多くの施術を行う中で、術後の肌の状態を見て、回復力と持続性のあるスキンケアが必要だと痛感しました。そこで、自分の手で一から開発に関わり、医療的、科学的なアプローチで作ったのがLATINOUです。

ーーLATINOUの特徴は?
呂医師:単なる化粧品ではなく、医療的視点を取り入れたスキンケアブランドです。特に、美容医療の施術後に最適な成分を配合し、肌の回復力を高めることに重点を置いています。

ーー今後のLATINOUの展開について教えてください。
呂医師:まだブランドとしては発展途上ですが、美容医療との相性を重視しながら、さらに多くの人に使ってもらえる製品を開発していきます。広く、世界で展開できるブランドに育てたいと考えています。

今後の展望と暁星学園OBへのメッセージ

「後輩たちへ、誠実な医療の姿勢を伝えたい」

呂医師は今後も形成外科医としての信念と美容医療への誠実なアプローチを両立させながら、より多くの患者に貢献していきたいと考えています。
また、暁星学園OBとして、後輩たちに医療の可能性を伝えていくことも使命の一つです。

呂医師:暁星学園の仲間たちとは今でもつながりがあります。暁星で育った倫理観やチームワークは医療の現場でも生きていると感じます。医師を目指す後輩には、自分の強みを活かしながら、人を愛し、人の役に立ち、世の中に喜ばれる仕事をしてほしいと思います。

【最後に】
R.O.clinicの呂秀彦医師(2000年卒)は、暁星学園のサッカー部で培った判断力を活かしながら、形成外科を基盤とする美容医療の道を切り拓いてきました。
「自然な美しさを実現する」という理念のもと、R.O.clinicでは患者一人ひとりに寄り添った施術を提供しています。
呂 秀彦

R.O.clinic 呂 秀彦

暁星学園2000年卒・サッカー部・小中高・順天堂大学
医学博士、昭和大学形成外科非常勤講師
日本形成外科学会専門医